ビジネスでよく使うエクセル関数100選

エクセル関数の使い方を実務に沿って解説

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Excel時刻データから時・分・秒を取り出したい(HOUR,MINUTE,SECOND)

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HOUR(アワー)、MINUTE(ミニット)、SECOND(セカンド)関数

エクセルの「シリアル値」は、1日で1カウントされるので、時刻を表す時は24時間×60分×60秒で割っていく必要があります。よくわからないでしょうけれど、簡単にいうとシリアル値が1=24時間なので、12時間は0.5というカウント、6時間は0.25というカウントをします。

 

書き方

=HOUR(シリアル値)

=MINUTE(シリアル値)

=SECOND(シリアル値)

※実務の場合、(  )内のシリアル値にはセルを指定します。A1に時刻が入っている場合は「=HOUR(A1)」と書きます。

 

使い方

120-1

期間計算と同じく、時間の計算時も基本的にはセルの引き算で答えは出ます。

120-2

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「HOUR関数」は、時刻のデータから「時間」の部分のみを取り出す関数です。やはりシリアル値による計算ですので、セル間の差(所要時間など)を算出する場合は、引数内でセルの引き算をすると算出できます。

同じ要領で、「MINUTE関数」と「SECOND関数」も引数内でセルの引き算をすると図のような答えが出せます。

120-3

120-4

120-5

戻り値に関しては、HOURの場合は0~23、MINUTEとSECONDの場合はそれぞれ0~59の範囲の整数が返ってきます。

実務的には製造原価をシビアに出したり、社内評価計算として制作物に対する工数を割り出す際に時間計算を用いて原価を算出するなどの用途に使います。

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 - 日付・時刻系