エクセル関数の役割と関数一覧

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関数とは

1980年代に表計算ソフトとして発売された「Microsoft Excel」は、Windowsの普及と共にそれまでのトップシェアであった「ロータス1-2-3」を凌駕する形で普及し、今では当たり前のように会社では使ったことがないほどのソフトになっています。

しかし、表計算ソフトでありながら意外と計算させていない使い方の人も多く、3センチメートルほどの厚みのあるマニュアル本を買っても使い方が、自分の思っているものと違う例題ばかりで目的の方法が見つからないなど、高機能であるがゆえに使いこなせていない人も多いのもいるようです。

折角の表計算ソフト、計算させないで使うのは勿体ない。でも、どうやって学んだらよいものか。そんな方のための講座にしたいと考えております。このサイトにアクセスいただく事で、簡易マニュアルに辿り着ける。そんな記事を目指します。

今回は、表計算を簡単に実現させる「関数」についての解説です。

 計算式を入れてみる

そもそもエクセルは「セル」という桝の集合体で出来ており、結果を表示させたいセルに数式を埋め込むことによって計算を自動化させるソフトです。例えば下図のように配置された数値を合計したいとします。

一番下に合計を出したい場合、数式を入れれば合計が出ます。

しかしこの例は３行だからいいですけど、これが2,000行あったら？　と思うと大変な作業です。こういう処理を簡単にしてくれるのが「関数」です。

 こんなことも出来る関数

具体的な使い方は次章以降でお伝えしますが、合計だけではなくどちらが大きいか、もしこうだったらこんな表示にして欲しい、平均値はいくつか、この中から特定の数値だけを拾いたい、誰がどれだけ売ったか、得意先を入力したら住所はでないのか、など。数値に限らず文字の検索や複数の条件に当てはまるものの検索なども得意としているのが関数です。

書き方としては、「＝関数名（条件,範囲,結果）」というように（　）内に引数(ひきすう)をセルに入力して一致するものの合計値や文字を表示させます。

例えば上記までの文字数は「832文字」ですが、当然一文字ずつ数えたわけではありません。文字を数える関数と、数えた文字数を合計する関数を組み合わせて瞬時に出てきた数値です。一文字ずつ数えると思っただけでゾッとしますね。

関数名の手前には「＝(イコール)」を付け、引数内は半角の「,(カンマ)」で区切るのはお約束として覚えて下さい。

関数は全て覚える必要はありませんし、覚えられるものでもありません。現在関数は465種類あるとされていますが、その全てが必要な人もいませんし、仕事で使用する関数はそんなに多くもありませんので、こんな使い方が出来る関数があるのか。程度に記憶しておいて、後は探して使えばいいのです。