Excel指定した基準値の倍数にまるめる(CEILING、FLOOR関数)
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CEILING(シーリング)関数、FLOOR(フロア)関数
「CEILING関数」は、指定した「数値」を、「基準値」の倍数のうち最も近い値に切り上げる関数です。たとえば、数値を「99」、基準値を「5」とすると、「100」を返します。
書き方
=CEILING(数値 ,基準値)
=FLOOR(数値 ,基準値)
使い方
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「CEILING関数」の「数値」や「基準値」には数値や数値の入力されているセルをひとつだけ指定します。また、基準値の倍数にそろえるので「数値」と「基準値」は同じ符号の必要があります。「99」と「-5」のように符合が異なる場合は「#NUM!」エラーとなります。基準値を「0」にすると、「CEILING関数」は「0」を返します。
「FLOOR関数」は、指定した「数値」を、「基準値」の倍数のうち最も近い値に数値を切り捨てる関数です。使い方は「CEILING関数」とほとんど同じで、数値が「99」、基準値が「5」の場合は、「95」が返ります。また、基準値が「0」の場合は「#DIV/0!」エラーを返します。両関数は、たとえば右ページのようにまとまった単位で出荷する製品の実出荷数を計算する際に役立ちます。
ケース単位でしか出荷できないなら「CEILING関数」で計算します。ばら売りが可能なら、ケースで発注する分だけを「FLOOR関数」で計算し、それに端数分を加えます。ちなみに「CEILING」は「天井」、「FLOOR」は「床」という意味です。
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