Excel端数を切り捨てて整数にする(INT、TRUNC関数)
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INT(イント)関数、TRUNC(トランク)関数
端数の処理には切り上げ・切り捨て・四捨五入の3つの方法がありますが、消費税の計算のように、金額の数値の小数点以下を切り捨てて整数にするのなら、「INT(イント)関数」や「TRUNC(トランク)関数」を利用しましょう。
書き方
=INT(数値)
=TRUNC(数値 [,桁数])
TRUNK関数は、切り捨てを行った後の桁数を指定できます。「0」または省略すると、小数部分のみを切り捨てます。
使い方
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切り捨てを行う関数では「ROUNDDOWN関数」がよく使われますが、こちらは「数値」と「桁数」の2つの引数を指定する必要があります。その点、この2つの関数だと、引数に対象となる数値を指定するだけで済むので入力が簡単なのです。
ただし、「INT関数」と「TRUNC関数」とでは、小数点以下の数値部分を切り捨てした結果に違いがあるので注意しましょう。「TRUNC関数」が単純に指定した数値の小数部分を切り捨てるだけなのに対して、「INT関数」では、指定した元の数値を超えない整数になるように小数部分を切り捨てします。
このため、正の数を扱った場合は同じ結果になりますが、負の数の場合には両者で違った結果が出てしまうのです。
たとえば、「-20.6」を「TRUNC関数」で整数にすると「-20」になりますが、「INT関数」では「-21」になるのです。
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