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IPアドレスの固定方法を解説

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IPアドレスとネットワーク

社内や家庭内でネットワーク接続をする場合、大抵の場合はLANケーブルをさすだけ、またはWiFiに接続するだけで特に設定はいらないはずです。しかし、理屈を知って自動接続するのであればいいのですが、意味も分からず繋いでいる場合は、何らかのトラブルがあった時にお手上げ状態となって、どこかのサポートセンターに電話することになります。

ネットワーク接続をする上で知っておきたいのが「IPアドレス」です。近年ではルーターの登場で特に意識することなく自動的に割り振ってくれるので、普段はIPアドレスを目にすることは無いとは思います。しかし、メンテナンスなどをする上で、理屈を知らないと解決策も見つからないので、知っておいた方が良いでしょう。

 

IPアドレスの種類

IPアドレスには、「グローバルIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」が存在しますが、グローバルIPアドレスはインターネットを接続するための世界で1つしかないアドレスです。これはプロバイダが管理しているので、社内・家庭内のネットワークとは全く別物です。ここで解説するIPアドレスは、プライベートIPアドレスの事ですのでご了承ください。

プライベートIPアドレスには、A・B・Cといったクラスが存在します。これは、接続するネットワークの規模によって使い分けられるのですが、1つのネットワークグループに於いて、デバイス(接続機器)が200台以下であれば「クラスC」で十分です。クラスAやBは、Cの理屈が分からないと単に混乱するだけですので、ここでは割愛します。

 

IPアドレスのつけ方(固定方法)

クラスCのプライベートIPアドレスは、「192.168.0.1~192.168.255.254」の範囲で付けることができ、このうち「192.168」の部分は決まりなので丸暗記して下さい。左から3つ目は「グループ(セグメント)」を表します。同じネットワーク内では、ここが一致していないと通信できません。一番右の数値は「個(ホスト)」を表します。ここは同じものがあってはいけませんので、ダブらないように管理が必要です。

192 . 168 . 0 . 1
(決まり  .  決まり  .  グループ  .  個人)

上記の場合、192.168.0までがネットワーク部、1がホスト部という名前が付いています。

個人A・B・Cがネットワークを組む場合は、ネットワーク部をルーターに合わせる必要があります。ルーターのIPアドレスは、説明書に必ず書いてあります(大抵の場合、192.168.0.1か192.168.1.1です)。ルーターが192.168.0.1だった場合は、

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ルーター 個人A 個人B 個人C
192.168.0.1 192.168.0.10 192.168.0.11 192.168.0.12
192.168.0.1 192.168.1.2 192.168.0.3 192.168.0.4
192.168.0.1 192.168.0.5 192.168.1.3 192.168.1.4
192.168.0.1 192.168.1.10 192.168.1.11 192.168.1.12
192.168.0.1 192.168.0.2 192.168.0.3 192.168.0.3
  • Ⅰの場合は、正常にPC同士通信(共有)出来て、インターネット・メールも出来る状態。
  • Ⅱの場合は、個人Aのみが孤立して通信できず、インターネットも繋がらない状態。
  • Ⅲの場合は、Aのみがインターネット・メールが出来て、BとC同士は通信できるがAとルーターに繋がっていない状態。
  • Ⅳの場合は、A・B・Cそれぞれで通信(共有)出来るが、誰もインターネット・メールが出来ない状態。
  • Ⅴの場合は、BとCのIPがバッティングしているため、ネットワーク上に現れない状態。

という事がわかります。ポイントは左から3つ目の「グループ」の部分です。この場合は、ルーターと同じ「0」になっていれば問題ないという事になります。因みにⅤの状態は、IP自動取得では起こり得ません。また、IPがバッティングした直後に警告のメッセージが出るので気づくとは思います。

 

サブネットマスクについて

IPアドレスを手動で設定する上でセットでついてくるのが「サブネットマスク」です。これは、IPアドレスのホスト部の範囲を示すもので、「255.255.255.0」と表記します。これも「決まり」だと思って丸暗記しておいて支障はないです。

そもそもIPアドレスは、機械が分かりやすいように2進数で表されます。8ビットを4つ並べて32ビットで表記すると、「11111111.11111111.11111111.00000000」こうなります。意味が分かりません。これを10進数に直したものが「255.255.255.0」になる訳です。ただ、今更2進数なんて覚える必要もないので、「0」の部分がホスト部を表すと覚えておけば問題ないです。つまり、0~255の範囲で(0と255は使用できない)、1~254の254台を接続出来るということになります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。特段難しい事はしていませんよね? 理屈が理解できたら意外と簡単なものだと思います。最後にwindowsでIPアドレスを手動で設定した場合の例を載せておきます。DNS部分はプロバイダの指定が特にない場合は、ルーターのアドレスを入れてみてください。

IPaddress

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