ビジネスでよく使うエクセル関数100選

エクセル関数の使い方を実務に沿って解説

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Excel四捨五入する(ROUND関数)

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ROUND(ラウンド)関数

ROUND(ラウンド)関数は、指定した「数値」を指定した「桁数」で四捨五入する関数です。

処理を行う「桁数」は、小数部分を四捨五入したい場合には「0」を指定します。少数点以下の桁を指定したい場合は、小数点から右側に1、2、3・・という具合に数えて、その数を指定します。逆に10の位、100の位、1000の位を指定したい場合は、-1、-2、-3というように指定します。

 

書き方

=ROUND(数値 , 桁数)

引数(ひきすう)の数値は、セルを指定できます。

 

使い方

例えば、数値が「123.45」の場合、「桁数」に「0」を指定すると戻り値は小数点以下を四捨五入して「123」となり、「1」を指定すると戻り値は「123.5」と小数点以下1の位より下の位を四捨五入した値を返します。「-1」を指定した時の戻り値は、整数の1の位を四捨五入した値「120」を返します。

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少数の処理はセルの書式設定で少数点以下の数との桁数を0にしても可能なように思えますが、これだと単に表示上、四捨五入になるだけです。セルの中にある数値は依然、少数部分を含んでいるので、それらを合計すると、小数部分が計算されて明細と合わなくなることがあります。ROUND系の関数を使って処理した数値なら、そのような不具合は起こりません。

「桁数」を指定して端数を処理する関数には、切り上げ処理を行う「ROUNDUP関数」と切り捨て処理を行う「ROUNDDOWN関数」があります。機能の違いをつかんで、目的に応じて使い分けましょう。

round01

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 - 数学系